転機であり、以下標準形のものについて説明する。 (イ)構造 構造は2・156図に示すとおり駆動軸、逆転軸、推力軸およびギヤケースから構成され駆動軸(入力軸)はタワミ軸接手を介して機関と結合され動力を伝達する。 駆動軸と逆転軸にはそれぞれクラッチドラムと一体化された歯車、油圧クラッチのほか正転(前進)駆動歯車および逆転(後進)駆動歯車などが設けられている。推力軸(出力軸)には減速大歯車のほかに自動定速弁装置を有するものには遠心式ガバナを駆動する歯車を設けている。 入力軸端部には歯車式油ポンプが設けられ、切換弁や低速弁などが配置されてい 2・156図 油圧湿式多板並列形減速逆転機
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